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坊守の俳句エッセイ

汗かいてうなずき続けをりにけり

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 先日の暑い日、二十年来の女性の友達と会って、ランチをしました。
 最近、ふと仲の良い友人たちの共通点について考えてみると、人の話を聞いてくれる寛容さ、優しさがあるということに気が付いたのです。
 その友人は、首振り人形のごとく、いつもうなずいています。私が「右だっけ?」と言えば、「うん、うん」。「いや、左じゃない?」と言えば、「うん、うん」。という感じです。関西弁で言うなら「どっちやねん」と言いたいところですが、それが彼女のいいところなので私は何も触れません。要は、本当に聞いているかは別として、聞く態度があるかという事が重要なのです。そんな彼女が会う度に相談してくることがあります。それは、どうしたら痩せられるか?という質問です。数年前まで私は真剣に答えてまいりました。しかし、痩せるどころか彼女は丸々と太っていくばかり。でも今回も一応、「最近は夕食に炭水化物を抜くっていうのが、流行ってるらしいよ」と指南すると、彼女は「うん、うん、うんうん」といつもより多くうなずいていました。でも体形といい、うなずくその姿が癒し系のアニメのキャラクターのようで、いつまでもそのままでいてほしいと、思ってしまうのでした。

 

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