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坊守の俳句エッセイ

人ごみの駅の改札冬に入る

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先日、中一になる娘を歯科医に連れていくため、駅で待ち合わせをしました。娘はその前に友達と出かけていたのですが、そのために早く帰ってくると約束して行ったのです。
 しかし、いくら待っても娘は現れませんでした。色々な不安があふれてきましたが、連絡を取るすべもなかったので、私はとりあえず家に帰り、待つことにしました。
 数十分後。娘は何事もなかったように「ごめんね。間に合わなかった。」と普通に帰ってきました。私は激怒しました。
 実はこの歯科医に「間に合わなかった」件、これが数回目なのです。私は怒りと悲しみでふて寝をしました。そして、自分の若かりし頃のことを思い出してみました。中学・高校の頃、自分で起きられず、母が怒りながら私を起こしていた日々。そして、一緒に学校へ行く友達を何回待たせたことでしょう。それ以降だって、いつもギリギリ。今だって、下の子を保育園に送るのもやや遅刻気味。よく考えたら、娘ののんびり性格は
私にそっくりではありませんか。
 時間の感覚というのは難しいものです。「間に合わせる」には経験に基づき、予想を立て、行動する、たくさんの能力が必要です。圧倒的に経験値の少ない娘には、難しいことでしょう。ダメな母なりに、一人立ちのために、大切な思春期の娘を見守っていきたいと思います。
 
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