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坊守の俳句エッセイ

入院し家にもどれば梅雨明けし

 先日、日帰りの手術を受けてきました。以前から足の血管がひどく膨らんでいると思っていたのですが、この拡張したところを焼くという手術が必要だというので、受けてみる事にしたのです。当日は早朝に来院した割りに、昼頃まで飲食せず、緊張感の中、部屋で手術を待っていました。すると携帯電話に電話がかかってきました。大学からの友人がこのタイミングで久しぶりに電話をくれたのです。そしてある男性を食事に誘ったがフラれたという話を延々としてくるのです。私は手術着で点滴をしながら、ロビーではなしをしていました。やがて看護師さんが呼びに来たので、「私はこれから手術なんだ」と言うと、とても驚いていました。「なんで言ってくれなかったの、水くさい」と言うのですが、さすがに何年も会っていない友人に言うタイミングはありませんでした。手術はあっという間に終わりましたが、麻酔が取れるまでしばらく寝ていなくてはなりません。その間、同じ部屋の患者さんの話が聞こえてきました。「私は入院を友達に隠してきたのよ。友達は旅行に行っていると思っているの。」気丈な人だなぁと感心してしまいました。今回は日帰りですが、以前入院した時など、友達に見舞いにきてくれるように頼みまくったほどです。
 さて、時間も過ぎ包帯でぐるぐる巻きになった足を引きずって何とかタクシーに乗り込み帰宅しました。すると我が家がとても懐かしく、久しぶりに思えました。入院は時間の流れがとても遅い。たった一日でも、色々な事があり、なんだか一週間ぐらい入院したような気分にかんじられました
 
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