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坊守の俳句エッセイ

弁当を作り終へたる朝寝かな

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この四月から、娘が中学生になり、お弁当作りが始まりました。近隣の市は続々と中学給食の導入がされているというのに伊勢原市はまだ。このマイナスな気持ちからのスタートです。
さて、娘は中学用にわざわざ新しいお弁当箱を買ってまいりました。さくらんぼの絵柄の付いた二段弁当箱。一段はすべておかずを入れなければならないのです。娘におかずの好みを聞くと、必ず「なんでもいいよ」と答えますが、決してそんなわけはないのですファッションに、味にうるさい女子中学生のお眼鏡にかなうためには、並大抵のことではありません。初日、色どりにいちごを入れたら、「匂いが出るからダメ。」と言われ、その後も数々のダメ出しをされ、改善してまいりました。そのため、私はお弁当作りを実験と呼ぶようになりました。それほどの緊張感があるのです。
すると、この完璧なお弁当を早朝作らなければならないと思うと、夜寝る前にも緊張し、よく眠れなくなってきてしまいました。べテラン主婦の皆様からみれば、お笑いになることでしょう。お恥ずかしいです。この悩みを友達に話すと、「そのうち慣れてきて平気になるよ」というお言葉。すると本当にだんだん緊張もなくなり、今では二度寝をしております。しかしお弁当作の中身もなんだか雑になり、以前のように綺麗でなくなりました。でもこれくらいのゆるさが大事なのだと思います。

 

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