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坊守の俳句エッセイ

美術館敷地に入ればはや涼し

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夏休みの終わり頃、少しは子供たちをインテリな所に連れていかなければと思い、私と子ども二人で美術館に行きました。
 まだまだ暑いさなか。バスを降りて、さほどの距離でもないのに、美術館までものすごく長い距離に感じます。私が日傘をさし、子供二人が横にピッタリとくっついて歩きます。いつも私一人ならば速足や、やや駆け足気味なのですが、まだ5歳になったばかりの長男の歩みに合わせなければなりません。そんな時、必ず思い出すのが、象の生態です。母親象が子象とぴったりくっついて歩く姿を、よくテレビなどでみる事があると思います。それは仲がよいというだけではないのです。強烈な日差しから、母親の体をもって子象に影を作り守っているそうなのです。ですから、母親と生きわかれ、人間に育てられている子象が背中に毛布をしょっている姿を見たことがあります。その毛布は母親の代わりの日除けなのです。その光景をずっと思い出し歩きました。やがて、やっとのことで美術館に着きました。それは砂漠の中のオアシスのようでした。そして着いていきなり、隣接するカフェで「天然氷のいちごミルクかき氷」を食べました。娘は、「この夏食べたかき氷の中で一番おいしい」と満面の笑みを見せました。

 

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