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坊守の俳句エッセイ

所望する前に煮られしおでんかな

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うちの子供たちはおでんが大好きです。でも、どうも私はあまり自分が好きではないため、作る気にならないのです。おでんって地味だし、何か気分も上がらない感じがします。

 子供たちはたびたび、今日はおでんが食べたいと騒ぎます。そこで、仕方なくリクエストに応えています。何故かと考えてみると、「おでんくん」というおでんの具材たちがたくさん出てくるアニメが大好きなのです。それは、主人公が餅きんちゃくで、たまご、こんにゃく、はんぺんなどが人生を語るという、シュールなお話です。その影響なのでしょう。

 先日の寒い日、「よし、今日もおでんだ」と先手を打ち、昼間からおでんを煮ていました。私としては誇らしげな気持ちでいました。しかし、どうも皆の箸が進みません。そうです。子供は特に飽きっぽいことをすっかり忘れておりました。それ以来おでんをねだられる事はなくなりました。少し悲しい気持ちでおります。

 

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