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坊守の俳句エッセイ

あやとりの吾子の手小さき秋灯下   釋法蓮(法子)

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先日、NHK(BS2)の俳句王国というテレビ番組に出演するため、松山市へ行って参りました。この番組は、もともと松山の地方番組だったのですが、人気があり、全国放送になったそうです。その為、今でも松山から放送されています。私が出演するのは今回で二回目です。 

 この番組は毎週五人の俳人が出演し、その場でガチンコ句会をするというものです。各々、事前に自分の作った俳句を提出し、本番で初めて、作者の名前を伏せて作品が発表されます。そして、自分の良いと思った句を二つ選び、発表します。

しかし、自分の作品を選んではいけません。一切やらせはありません。この時は「どうか私の句を選んで!」と誰もが心の中で叫んでいるのです。何故ならそこは完全な実力主義。作者が分からないので、お情けで選ぶということは無いのです。

自分の選んだ句の良し悪しもその人の実力に関わりますから。良い句はやはり人気が集中します。そして当然、選ばれない句も出てくるのです。 

一般の俳人全員が選び終わった後、私の句はまだ誰にも選ばれていませんでした。「これはまずい」と心の中で叫びました。最後は先生が選びます。先生の言葉を誰もが息を呑んで待ちます。その時、冒頭の私の句が読まれたのです。「た、助かった・・・」

 この句は最近、あやとりを覚えた娘の姿をそのまま詠みました。「子供の手って小さいなぁ」と改めて感じたのです。ネタをくれた娘には心から感謝しています

 

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