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坊守の俳句エッセイ

蚊帳の中過去と未来の語られし   釋法蓮(法子)

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蚊帳(かや)は夏の季語で、蚊対策として、日本では古くから使われてきました。日本家屋の部屋いっぱいに覆われた蚊帳は、昔の夏の風物詩でした。

我が家でも今、蚊帳を愛用しています。しかも一年中。それは何故かと申しますと・・・。私どもがこの地に引っ越してきて、最初に悩んだのが、“蚊の多さ”でした。桜の咲く頃でしたのに、もうすでに夜な夜な蚊が出没するのです。

どうやらこの辺りはとても蚊の多い所であるようでした。その為、本当に色々な対策を取ってきました。しかし、数が少し減るほどで、どうしても完全にはいなくなりません。そこで主人が「うちの田舎では蚊帳を吊っていたんだ」と思い出したのです。

蚊帳を使ったことのない私は「蚊帳なんて本当に効果があるの?」と半信半疑でしたが、素晴らしい威力でした。それ以来、蚊に悩まされることは無くなりました。

蚊帳の中は蚊から守られている安心感と何か秘密の基地の中にいるようなワクワク感があります。それでついおしゃべりも多くなってしまいます。蚊帳は実用性とおもしろみを兼ね備えた素晴らしい道具なのです。

近年アフリカでは、マラリアを発病する蚊の対策に、蚊帳が使われるようになり、マラリアの発病率が減ってきていると聞きました。まさに温故知新。昔の人の知恵の素晴らしさを感じずにはいられません。

 

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