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坊守の俳句エッセイ

汗掻きの父に似たりし吾子の汗   釋法蓮(法子)

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先日、新聞屋さんに頂いたタダ券で、健康ランドへ行ってきました。そこには温泉の他に、今流行りの岩盤浴があり、私は初の挑戦を試みることにしました。岩盤浴とは、温かい岩盤の上に寝そべり、汗や老廃物などを体から排出するという健康法です。私は電気絨毯の上で、うたた寝するのが大好きで、その感覚と似たものと思っていました。ところが、予想とはまったく違うものでした。その健康ランドの岩盤浴は、ドーム型の覆いの中に入るもので、従業員のお姉さん曰く、「大変効果が高い」そうなのですが、入ったとたんに「暑い・・・。」と、言葉がでてしまうほど。「そうですか?では一番低くしますね」と温度を下げてもらったのですが、それでも私には暑すぎるほどでした。隣では、私と同じ年頃の女性が、気持ちよさそうに目をつむり、微動だにしていません。私にはとても苦しく、例えるなら、暑い部屋で厚着をして、こたつの温度を最強にして首だけ出して入っている感じです。結局三十分コースを二十分でギブアップし、結構我慢したつもりが、ほとんど汗を掻く事無く終わってしまいました。

 館内の食堂でおち合った主人と娘は、爽やかな汗を掻きながら、二人でチョコレートパフェを食べていました。帰りの車の中では、「暑いね」と冷房をかけています。私は寒かったのですが、二対一なので、仕方なく上着をはおり我慢をしました。リラックスをしに行ったはずの温泉が、我慢ばかりになってしまいました。あげくの果てには、私だけ湯冷めをして風邪気味に。なんだか腑に落ちない一日でした。

 

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