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この頃思うこと

乳児殺害事件に思う(2007/10)

 先月4日に、東京都日野市で起きた、乳児殺害事件の犯人が逮捕されました。
生後3ヶ月の乳児を殺害した犯人は、実の祖母であったという、あまりにも残酷な事件でした。
殺害された乳児は、生まれつき脳に障害があり、犯人の祖母は、
「孫が病気で、将来を不安に思った」と供述していたそうです。
 
孫の将来を思い、つらい思いをさせたくないという気持ちからの犯行であるならば、
もしかするとこの事件は、祖母が誰よりも孫を愛していたがために起きた、事件なのかもしれません。
 
しかし、たとえそうであっても、この祖母は、実の孫を殺害した
という苦しみを、一生背負って生きていくことになったのです。
 
人間の愚かな考えは、それが愛する者のためを思ってのことであっても、
他の者を傷つけ、自らを苦しみのどん底へ突き落とす原因になることもあるのです。
 
私たち人間が、生きていく上で頼りとしている、自分の考え(知恵)には、
必ず毒があると仏法には説かれています。良かれと思ってしていることの中に、恐ろしい過ちが隠れているのです。
 
自らの知恵だけに頼るのではなく、法の智慧をよりどころとして
生きていくことが、本当の幸せを見つけることができる道なのです。

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