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この頃思うこと

遷仏に思う(2007/11)

 先月三十日に、島根県にある実家、立善寺の報恩講に帰省してきました。
報恩講にはたくさんの方々がご参拝くださり、盛大な法要が勤まりました。
 
さて、この度の帰省には、実家の報恩講ということもあったのですが、それとは別に、
どうしても一度訪れてみたい所がありました。それは、立徳寺へお迎えしたご本尊が安置されていた、
島根県川本町の心光寺というお寺です。
 
 心光寺は、大森銀山代官所のお役人が開基であるといわれ、二百五十年の歴史ある寺院でした。
しかし、平成十三年に、人口の過疎化に伴い、門徒戸数も減り、
寺院の運営が困難となり、廃寺となってしまったお寺です。
 
現在は、のどかな田園風景の中に寺院跡がありましたが、山門であったと思われる
小さな石階段があるだけで、建物などは何も残っていませんでした。
 
二百五十年もの間、たくさんのご門徒の方々が心光寺に集まり、仏様の教えを慶んでおられたのかと思うと、
ご住職様やご門徒の皆様の残念な思いは計り知れません。
 
島根県で生まれ育った私が、故郷からご本尊をお迎えするというご縁は、
「今度は神奈川の地で、み法を伝え弘めなさい」という、阿弥陀如来様からの勅命のように思えてなりません。

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