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この頃思うこと

ご法事に思う(2008/3)

先日、葬儀を勤めさせていただいたご家族から、法事の依頼があり、
自宅で奥様と息子さんと百ヶ日法要をお勤めしました。ご法事の後、
お茶をご馳走になりながら、亡くなられたご主人様の事を聞かせていただきました。
 
ご生前は何事にも一生懸命取り組んでおられ、その人柄は、いつも他の人の事を
想っておられる方だったそうです。実際に、何年も会っていない近所に住んでいた青年が、
幼い時に一緒に遊んでもらい、いつも良くしていただいたと、お通夜に駆けつけてくださるほどだったそうです。
 
話の途中で、「もっと色々してあげればよかった、なんでもしてもらってばかりだった」と、
涙ながらに話しておられる奥様に、「大丈夫だよ、仏様になっていつでも傍にいてくれてるんだよ。」と、
息子さんがやさしく声をかけておられました。
 
「そうだね。そうだね。」と涙を拭きながらうなずいておられたお二人の姿は、ご法事という、
亡き方が残してくださった大切な仏縁の中で、まさに仏様の教えに出遇われていかれた姿に思いました。
 
きっとこのご家族は、大切な方を失った深い悲しみの中にも、仏になられた方の願いに包まれて、
大きな心強さをもって、歩んでいかれることでしょう。そして、その心強さをいただくことこそが、
ご法事本当の意味なのだと、改めて感じさせていただきました。

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