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坊守の俳句エッセイ

使はれぬままに置かれし暖炉かな 釋法蓮(法子)

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いよいよ年末になり、だいぶ寒くなって参りました。私は大変な寒がりで、一年中暖房器具が手離せません。なんと、夏でも電気毛布を使って寝ているくらいなのです。
 立徳寺の庫裡のリビングには大きな暖炉があり、横には燃料である薪と木炭が積まれています。立徳寺は中古の住宅を改装したので、この暖炉は以前の持ち主の方の趣味で作られたものなのです。当初は撤去する案もありましたが、私は断固反対でした。何故なら私は子供の頃から暖炉がある家というものに憧れていたからです。暖炉の前で編み物をしたり、あたたかいスープを頂いたり。まるで北欧のような生活を夢みていました。あくまでも寒さは苦手ですが・・・。  
 しかし、立徳寺の暖炉は今や完全なオブジェとなっています。使い方がわかりませんし、後始末も大変そうなので、使ったことはありません。なにより、やんちゃな娘が触ろうとするに違いないので、非常に危険なのです。でも、暖炉の似合う季節になってくると、だんだん使ってみたくなってきました。年に一度でいいので、いつの日か娘が大きくなったら、静かな雪の降る朝に火を灯してみたい・・・。私の今の小さな夢です。

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