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この頃思うこと

誕生日に思う(2007/4)

先月の二十三日は、私の三十二歳の誕生日でした。妻に言われるまですっかり忘れていましたが、覚えていてくれる人がいるというのは、何歳になっても嬉しいことですね。

 さて、毎年この時期になると思い出すことがあります。今から十四年も前の事ですが、私は大学時代に宗教教育部というサークルに在籍いたしておりました。毎週日曜日になるとお寺に子ども集めて一緒に遊ぶ日曜学校活動を行うサークルです。

 ある時の日曜学校で、真理ちゃんという小学二年生の女の子から、こんな質問を投げかけられました。「お釈迦様のお誕生日は四月八日でしょ。親鸞さまのお誕生日は五月二十一日。じゃあ阿弥陀様の誕生日は?」。正直返答に困りました。ちょっと調べてくるからとその場をしのぎ、大学の先輩にどう答えればいいか相談をしました。

次の週の日曜日、先輩から教えていただいた言葉をそのまま真理ちゃんに答えました。「真理ちゃんのお誕生日はいつですか?阿弥陀如来さまのお誕生日は真理ちゃんが生まれたその日です。生まれたその日から、いつでも傍で心配して見ていてくれるのですよ。阿弥陀様は真理ちゃんのために生まれられたのですよ」。そう言うと、分かったような、分からないような顔をしながら、ちょっぴり恥ずかしそうに、私を見つめかえしてきた真理ちゃんの姿を、今でもよく覚えています。

 そんなことを思い出しながら、私自身も大きなお心に包まれて生きているという心強さを、あらためて感じる三十二歳の誕生日でした。

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