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この頃思うこと

我が家に思う(2007/5)

伊勢原市に引っ越しきて一年がたちました。最近では、もうずいぶん前から住んでいるような気がして、一年前まで築地に住んでいたことが不思議に思えるほどです。

 さて、私の娘は3歳になり、いろいろな事を、だんだんと理解できるようになりました。どこかへ連れて行ってあげると、本当に嬉しそうな顔をして、後で感想を話してくれます。子供のよろこぶ顔見たさに、いろいろな所へ連れて行ってあげるのですが、やはり父親は疲れます。運転や荷物運びなど、いつでも私の仕事です。帰路の車の中では、疲れた妻と娘が、後部座席で同じ格好をして寝ています。微笑ましくもあり、憎々しくも思えてきます。

しかし、、どんなに疲れていても、我が家に帰ってくると一安心。家に帰って、娘の話しを聞きながら飲むビールは、また格別です。なんだか、我が家に帰ってきてからの楽しみのために、旅行に行っているような気分すらしてきます。

 旅行が楽しいものになる一番の要因は、帰る我が家がある事でしょう。帰る場所がなければ、それは旅ではなく、さまよいになってしまいます。人生も同じです。私たちは人生という旅のなかで、たくさんの苦しみや悲しみに出会っていかなければなりません。そして、その苦しみや悲しみを乗り越えて、辛くも、すばらしい人生にしていく為には、人生の旅を終えて、私の帰る場所を知ることがなにより大切です。私の帰るべき、命の故郷に気付いていなければ、本当の安心の中で送る人生にはならないでしょう。仏教は私の帰る場所を知らせくださる教えです。

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