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坊守の俳句エッセイ

境内の夕日や雉子の羽の色   釋法蓮(法子)

キジ.jpg

先日の夕方、なんとなくリビングから庭を眺めていると、見慣れないものを発見しました。それは鴨か何かのデコイ(鳥の置物)のようでした。庭には、きのこや兎の置き物も置いてあるので、これは主人と娘が買ってきた物かもしれないと、窓に近づいてみました。

すると突然、そのデコイからニュッと足が伸びてきて歩き出したのです。何と本物の鳥でした。鶏ぐらいの大きさで、顔は赤、羽は緑と茶色と黒のまだらで、光沢があります。「キジだ!」野生のキジを見るのは生まれて初めてでした。

私にとっては、昔の日本の鳥という感じで、ほとんど想像上の鳥です。それがまさか我が家の庭に現れるなんて。娘を呼ぶと、娘もその大きさと色にびっくり。「絶対に動物園から逃げてきたんだよ」などと言っておりました。

そしてまた歩く姿も意外でした。首を前に突き出して、鶏のように歩くのです。もう少しスマートなイメージだったのですが、なかなかユーモラスです。

キジは警戒しながら茂みの中を出たり入ったりして、庭を歩き回り、やがて飛んでいってしまいました。鶏にそっくりでしたが飛べたのです。 

主人が帰宅し、すぐに今日の出来事を話すと、「キジなんて、島根の実家ではよく見かけたよ。別に珍しくも無い」と、いたって冷静でした。私はUFOを見たぐらいの驚きだったのに、この温度差。まさに所変われば品変わる。皆さんはどう思われましたか。

 

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