ホーム>立徳寺だより>坊守の俳句エッセイ>黒土に花屑散ってをりにけり   釋法蓮(法子)
坊守の俳句エッセイ

黒土に花屑散ってをりにけり   釋法蓮(法子)

桜の木.gif

本当にあっという間に桜は散ってしまい、新緑が眩しい季節になってまいりました。桜の季節が終わる頃は、センチメンタルな気分になります。

 先日、家族で近所のお蕎麦屋さんに行きました。この頃は、お蕎麦の美味しさが身にしみます。若かりし頃は完全なうどん派だったのですが。

何にしようかと店内を見回すと「季節限定さくら天そば」とメニューが張ってありました。“限定もの”に弱い私は、即決でこれにしました。すると、このお蕎麦は目を見張る美味しさだったのです。

そこで、是非両親にもこれを食べさせてあげたいと、その二日後に連れて行ってみると、なんとその桜蕎麦は一日前に終わっていたのです。お店の人は、「もう桜は散りましたので」と言っていましたが、残念でなりませんでした。

家に戻って境内のしだれ桜を見ると、確かに葉桜。でもかすかに黒土の上に桜の花びらが落ちていました。黒土にはえて、色はなお美しく見えます。来年も是非、さくら天そばを食したいと思います。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ryuutokuji.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/110

ページ上部へ